色々試乗して店員さんに聞いてみた
子ども乗せ自転車の選び方をまとめてみました
大阪に引っ越ししてきて、早いもので約1ヶ月が経過しました。
そして、来月からは保育園の入園が始まり、その送り迎えのために子ども乗せ自転車が必要という事で、今回家族3人で見に行って買ってきたので、その選び方など諸々についてまとめてみました。
自分自身、自転車は好きだったりしてロードバイクに乗っているため、今回の自転車選びもウキウキワクワクしながら楽しみながら選べました。
大前提として自分たちの環境をおさらいしておく
自転車選びにおいては、ある程度は自分の環境下に絞り込む必要があります。
予算自由、なんでも最高の物をなんて選び方ができるブルジョアな人なら別ですが、そうでなければ、あれもこれも欲しいなんて事をしてしまうと選べなくなってしまいます。
そのため、自分達の環境に合わせて、ある程度の取捨選択をする事が必要です。
ぱっと挙げただけでも、だいたいこれくらいの絞り込みの選択肢が出てきます。
- 電動機能アシストは必要かどうかと予算はどれくらいか
- 3人乗りタイプは必要になるのか
- 子ども乗せ前提で作られたタイプを買うのかどうか
- 車輪が小型で胴長タイプか後輪は通常サイズの普通タイプか
- 乗るのは母親だけか、父親も乗る事はあるのか
実際、我が家は既に購入済みですが、1回の自転車屋さんに行っただけでは絞り込めず、2回行って、1回目は絞り込みの条件選び、2回目はしっかりその条件の中で最適な自転車を選ぶという流れで購入に至りました。
と言うことで、これらについて経験して解った事を書いておきたいと思います。
電動機能がいるのかと予算を考えておく
これはもう自宅から保育園までの環境に左右されると思います。
坂道が多いという場合であれば、当然、電動機能も候補に入れるべきだとは思います。
一方、坂道が無いのであれば、そこまで必要というわけでもないかもしれません。
また、性格的に細かい事が得意、気がつきやすいという方には電動機能付も合うかもしれませんが、めんどくさがりや、忘れっぽいなどの性格の場合、充電忘れたりすると、逆に不便になったりしますので注意も必要かもしれません。
我が家では、基本家選びは坂がないというのが大前提で選ぶため、今のところも坂道は無いですし、仮に引っ越すとしても坂道あるところは候補にあまり入れない事から、電動機能は無しでOKとしました。
電動機能が付くと、価格も1.5倍~2倍近い予算が必要になるので、このあたりもしっかり考えておく必要があると思います。
3人乗りタイプは必要かどうか
自転車には規格として、BAA(Bicycle Association(Japan) Approved)というものがあり、これは簡単に言えば、自転車協会が強度や色々なものを、認定しましたよ。というお墨付きのシールです。
じゃぁこれが有れば大丈夫か!というと、そういうわけではなく、前と後ろに子どもを乗せていわゆる「3人乗り」をする場合、BAAマークとは別に、幼児2人同乗基準適合車という認証が必要になります。
参考:http://www.baa-bicycle.com/newsrelease/20090413.html
子どもが2人以上になる場合は、前後に乗せる事になりますから、この適合を受けている自転車である必要があります。
一応、我が家でも2人目が産まれた時のため対応したのにしました。
というか、子ども乗せを選ぶと、多くが3人乗りに対応しているものにはなります。
子ども乗せ用の自転車を買うか、後付けタイプを買うのか
自転車を選ぶ時に悩むのが、専用車を買うのか、それともチャイルドシートを後付けで取り付けたものにするのかという悩みです。
そもそも子どもを乗せる自転車を選ぶ際には以下の4つのパターンから選ぶ必要があります。
- 前に子どもを乗せて大丈夫な設計が組まれた自転車
- 後ろに子どもを乗せて大丈夫な設計が組まれた自転車
- 前後に子どもを乗せて大丈夫な3人乗りの設計が組まれた自転車
- 一般の自転車にチャイルドシート的なものを付けた自転車
子どもを乗せる設計で作られた専用車であれば、色々な安全基準や、フレームの剛性、バランスの良さ、頑丈なスタンド、その自転車に最適なチャイルドシート、ハンドルロック機能などなど、子どもを乗せる前提で設計から作られているので安心感はやはり違います。
ですが、試乗してみたらわかりますが、頑丈さは言い換えれば重さに繋がりますから、非常に重いので小柄な女性には辛い部分もあります。
また、スタンドが頑丈という事は、その分、力を入れなければならず、入れた時の衝撃は結構大きいです。
実際、初めての試乗時には、子どもを前に乗せた専用車でスタンドを外した時、あまりの衝撃の大きさにビックリしましたし、我が子も号泣してしまいました。
また、タイプによっては車輪が小さく胴長のものなどは小回りが効きにくいなどのデメリットもあります。
このあたりは、実際に試乗してみるのが一番だと言えます。
我が家では、一般の自転車にチャイルドシート的なものを付けたものでいいのでは?とも思いましたが、調べてみたら、安全面や強度面から、JIS規格がそもそも2010年に改正されていて、一般的な自転車には後ろにチャイルドシートを付けるのは場合によっては難しく破損しやすいといった判断になっている記事を見付け、専用車にしようと決めました。(あまり詳しくはないので気になる方は調べてみてください)
専用車でもタイプが2種類ある
子ども乗せ専用車でいこうとなった場合でも、タイプが2種類、(細かく言えば3種類になるのかも?)あります。
何度かちょくちょく書いてきた、車輪が小型のサイズのタイプと、前輪は小型で後輪が通常サイズのタイプ、そして前後ともに通常サイズに近い自転車の3種類になります。
どれも乗れば結構な違いを体感できます。
特に一般の自転車に乗ってきた方であれば、車輪が小型のタイプの自転車に乗れば、違和感を感じる可能性が高いです。
イメージで言えば、普通乗用車の運転と、リムジンの運転のようなイメージです(リムジン乗った事ないけど)
それくらい、車体が長くなるため、カーブを曲がるときなどは結構慣れるまで大変だなという感じがしました。
結局、専用車も色々試乗してみましたが、タイヤが小型の胴長タイプの自転車は、小回りが効きにくく、乗るのに違和感を感じたため、普通サイズに近い専用車で探す事にしました。
父親も乗るのかどうかも少しは考慮した方がいいかも?
多くの家庭で、基本的に多くは送り迎えは母親がやってくれる事になるとは思います。
ですが、父親が行く家庭だってあるでしょうし、そうでなくとも何かの時だけ父親が行くという場合もあると思います。
我が家でも基本は妻が送り迎えをしてくれるのですが、風邪引いたり出張したりなど、何か行けない事情があったりなどの時は自分が行きますから、場合によっては自分が乗るという事もあり得ます。
そういった事も踏まえて、一緒に見に行って、一緒に試乗してみて乗りました。
実際、車輪が小型サイズの自転車の場合、男性が乗ると、カーブで曲がる際に前のチャイルドシートにひざが擦れたり当たったりして危険性があったため、車輪の小型サイズは完全無しにしました。
結局の選んだ候補と、買った自転車がこれ
そういった色々な試乗をしたり調べていった結果、候補で絞り込んだのは下記の4種でした。
この時点で、胴長タイプの自転車は全排除して、一般自転車のサイズに似た子ども乗せ自転車にしました。
色々試乗してみた結果、アンジェリーノはさすがワンランク高級という感じがしないでもないのですが、とはいえ毎日乗って雨風にさらされるし、高級感とか必要ないよね。
どうせなら安い方がいいよね。という事で、アンジェリーノありきで考えるのは辞めました。
結果、色々乗って子どもも乗せて試乗した結果、「ふらっかーず」シリーズの、ぷりみやシリーズにしました。
公式URL:ふらっかーずプリミヤ公式サイト
これの良かった点は、乗りやすさ、3人乗り対応、あとは何よりハンドルロックがスタンドを立てたら自動的にかかるという点でした。
ハンドルロックは手動タイプや自動タイプなど色々ありますが、夫婦揃ってめんどくさい事は大嫌いな性格のため、こうしたらこう自動でなる。というタイプの方が楽で忘れる事なく安心だなという事でこれにしました。
とはいえ、実際にはなんだかんだで試乗してみてもそこまで乗り心地がどうとかはぶっちゃけ変わりません。
よほど自転車に詳しくて色々なのに乗っていて、アルミのフレームとかの違いが分かるという方なら別ですが、そうでなければぶっちゃけそこまでわかりません。
もちろん、値段が良いほど、プラシーボ効果的な感じでやっぱり値段分だけ多少いいんじゃない?という気分にはなりますが、違うタイプを何度も何度も乗り比べなんてしないわけですから、そこまで乗り心地とかを比較して重視する必要はないかな?と思います。
ある程度の乗り心地があって、特に不満がなければ、これ乗り心地が最高!という基準で選ぶより、子ども乗せですから、安全面や使い勝手面の方を重視した方がいいかなと個人的には感じています。
最後に買う店はなるべく自宅近くの自転車屋さんの方が良い
あとは、どこで買うかという点です。
自転車は基本的にそういった価格勝負となる事はあまりなく、どこで買っても大幅に値段が変わるという事はあまりないと思います。
せいぜいあっても、1割引き程度じゃないでしょうか。
何事もそうですが、ネットショップで買う方が実店舗で買うよりも、店舗の地代家賃などや人件費が少なくて済む分、安く販売する傾向にあります。
ですが、買った店であれば、顧客情報としてのデータが残っていますし、場合によっては覚えてくれたりしますし、何かあっても相談しやすくなります。
例えば、最初は子ども乗せ自転車の前に座らせますが、体重が15キロを越える頃には前に座らせる事はできなくなり、後ろへと移さなければなりません。
そういった時、自分で何でもできるのであれば、問題ないですが、自転車屋さんに持って行ってお願いするとなると、買ったお店であるほうが安心感などは違いますし依頼もしやすいです。
普段のメンテナンスやあれ?と思った時に様子見してもらう時も自宅近くで買っておけば楽ですし行きやすいです。
もちろん自宅近くに自転車屋さんが無いという場合は多少遠出をしたり、ネットで買うのもありだとは思いますが、そうでなければ、そこまで値段が変わるわけでもないですし、自宅近くで買う方が安心感が違うと思っています。
また、買う時期などにもよりますが、よほどの大型店とかでない限り、在庫がそこまで揃っていません。
試乗車はあったとしても、現物だけで在庫は取り寄せとかになる事も多いです。
3月などは4月入園のために買う人が多いと店員さんも言っていたため、ギリギリで買ってすぐ持って帰れると思っていると痛い目に合うことになり、買ってから届くまでに結構1週間近くかかったりしますので、なるべく早くに動くようにしましょう。
と言うことで、ふらっかーずプリミアを買いましたが、保育園の送り迎えの予行演習として、サイクリングも問題なくできるほど快適に乗って過ごしています。
悩んでいる方は、ぜひ候補の1つに加えてみてはいかがでしょうか?
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