仕事は東京。暮らしは大阪を3年やってみた。
思ってた以上に快適で素晴らしくメリットも特大

東京の世田谷区に住み、保活をして苦しんでいたのがもう3年も前になりました。
ちょうど今がまさに認可保育園からの入園の選考発表時期という季節になってきました。

我が家も3年前の当時は色々と悩みながら調整して長く住んだ東京を離れて、産まれ育った大阪に帰ってきました。
その頃の記事がこちらですね。

保育園の入園の事もあり東京から大阪に引っ越しする事になりました
前々回の保育園の記事がそれなりに広がり、この記事を公開する前に引っ越したらいいんじゃないの?といった事など色々いただき、それを有耶無耶にしか …

あれから3年近く経った事になるのですが、今も変わらず仕事は主に東京。
住まいは大阪という暮らしを続けていますが、これが思っていた以上に快適です。

何より、フリーランスや個人事業主や1人法人といった「経費」という面も気にする方にはなおさら快適と言えるかもしれません。
今回はそのあたりをちょっとまとめてみました。

育児面において、親が近いことは想像以上の特大メリット

これ帰ってきて凄く実感するのですが、親が近いというのは想像以上にメリットが大きいです。
我が家は、自分も妻も関西出身なため、今の住んでいるところから、実家・義実家ともに1時間かかるかかからないかくらいの距離です。

何かあったときにヘルプが呼べるという安心感

基本路線としては自分たち親でなんとかするのが当然です。
しかしながら、そうはいっても色々と突発的にトラブルというか、なにかしらが起こるものです。

どうしても外せない用事が重なってしまったり、どちらかの仕事の出張中にダブルで病気にかかったり、など、ある程度は想定しながら動いたり予定を立てていたとしても、やはりどうしても、なぜここでそうなるか!という自体は起きてしまうものです。

もしこれが親と離れていたら、どうしようもありません。
父親か母親のどちらかが犠牲になったり、お金で外部のサービスを呼んだりして色々と対処するしかありません。

ですが、親が近い距離にいて、かつ、関係が良好ならこういうときに頼れるというのは非常にメリットが大きいです。

年に数度あるような、最悪の事態の緊急時に出動要請ができる

息子は今は3歳(もうすぐで4歳)という事で幼稚園に行っているので、なにかとやはり病気はもらってきたりします。
今の時期であればインフルエンザや胃腸炎などが蔓延していたり猛威を奮っていますし、息子が通う幼稚園も1クラスは学級閉鎖になっていた程でした。

もちろんインフルにかかったりしたら自分たちも休みを取って息子を見たりします。
しかしよくあるパターンとして、親も子もかかったりというパターンですね。

一番最悪のパターンは、子がかかってしまい、その後に親にも来るパターンです。
子はだいぶ治ってきて外出できないけど普段通りの元気な時に、自分たちが絶不調に陥るといったパターンがあります。

また、共働きなどの場合は、どうしても外せない・外したくない仕事の内容なども色々あります。
子どものために休むのが良いのはわかってはいても、それでも色々と大人な事情があったり周りへの迷惑や影響を考えたら、避けたいというケースは年に幾度かはあったりします。

そういう時に限ってなぜか、風邪で休まなければいけなくなったり、重なることがあります。

そうそうあるわけではないのですが、こういった年に1~2回あるかないかといった、一番最悪に近いケースが起きた時、申し訳ないけど…と親に頼れるのは凄まじく有り難く、助かります。

今までで一番助かったのが、夏頃に妻が2泊の仕事の出張に行っていた最終日に、息子が風邪で37度後半(でもめちゃ元気)だったので幼稚園を休み、自分がそれをもらったのか39度後半の熱で動くのすらしんどいという状況になったとき、親に緊急出動してもらいました。

親は孫と遊べて嬉しかったわーと言ってくれ、息子はおばあちゃんと久しぶりに遊べるーと喜び、自分は寝て休めるということで死ぬほど助かったのを覚えてます。
産まれ育った地域に住むという事は親との距離も近いという事で、やはり凄まじく助かる面が多いです。

そもそもジジババと孫が会える回数はもはや多くはない

親世代の年齢はもはや60代や70代に差し掛かってます。
言葉はあれかもしれませんが、いつ亡くなってもおかしくはない年代になりつつあります。

これが東京と大阪といったような気軽にいける距離でない場合、ヘタすると年末年始の1度だけの帰省になりかねません。
そうなると、10年期間があったとしても、親が孫に会える回数は10回ほどしかありません。

もっと言えば、子どもが大きくなればなるほど、子ども自身の世界ができてジジババに会いに行くという事も減ります。
これが距離が近いと、なにかの連休にちょっと遊びに行くという事ができます。

心理面でも金銭面でも会うためのハードルが低い

そもそも我が家はもともとは東京で実家は大阪でした。
そのため、義母は孫に会うためにゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィークなどの連休には遊びに来てくれていました。

ですが、移動のたびに当たり前ですが結構な額がかかります。
宿泊費はかかりませんが、東京大阪間は基本的に新幹線移動になるので、だいたい3万円近くが1回の移動でかかります。

これが距離が近いと、1回につき1人1,000円かからないレベルまで落ちます。
年に10回通ったりしても、余裕でお釣りがくるレベルになります。

また、0歳や1歳などの時は、子を連れての長距離移動というのがそもそもなかなかなハードルです。
トイレ問題、泣く問題など色々ありますし、飛行機や新幹線などは途中で止まらないので気分転換とかもなかなか出来ません。

そのための準備やいろんなケースを想定して荷物も多めにといった事になり、親の負担やストレスもなかなかです。
これが近いと、もはや何も持たず普段のおでかけの延長で行けます。

我が家でも実家にはよく泊まりで遊びに行ったりするので、着替え一式を実家に置いておけば持ち物はほぼありません。
息子が持って行きたい(ジジババに見せたり一緒に遊びたい)おもちゃだけ持って行けばいいので楽チンです。

東京と大阪ですら仕事の単価や物価はだいぶ変わる

これは育児面というよりも、仕事的な面ですね。
フリーランスや個人事業主、自分のような1人法人にとってのメリットですが、なんだかんだでやはり日本においては東京が圧倒的な1強です。

大阪は日本でも2番目かそれに準ずる位の規模の都市ですが、東京に比べたら間違い無く差があります。

実際に仕事をしていて大阪でも仕事をしてたりしますが、同じような仕事内容で東京と大阪で単価を比べたら、結構な差があります。
見積もりをお願いされて、同じ額で東京と大阪に出すと、大阪の場合は高いと言われ、東京の場合は、これでお願いできるの?すぐお願いしたい!と言われることすらあります。

それくらいに東京と大阪でも差があるんだなーと実感します。

これが住むという点になるとその分お得になる

仕事では当然同じような仕事をするなら単価が高いほうが良いです。
ですが、逆にこれが住むとなると、東京は高すぎてしまうと大阪に来た今なら実感しています。

実は今住んでいるところは、東京の時に住んでいたような時と同じような条件です。
間取りはほぼ一緒、駅からの距離や築年数なども一緒、都市の規模的にも世田谷区には勝てないまでも、利便性などを見たら今の方が優れているくらいです。

ですが、家賃というレベルで見た場合、東京の3分の2の家賃で住めています。

例えば、ファミリー向けの賃貸で、2LDK以上、50㎡以上、築年数が20年以内、駅から徒歩10分以内、都市圏へ30分以内でとなる場合、東京だと場所によって15万、20万近い家賃が必要になる可能性がありますが、大阪だとうまく探せば10万切るレベルであったりします。

大阪で家を探そうとすると、さすがに都心部などは高いですが、少しだけ離れたところなどであれば、東京の同じレベルの住居よりも条件を1つ、2つ上にして同じ値段で借りられるというイメージですね。

出張は経費だけど、帰省は経費にできない

当たり前ですが、フリーランスや1人法人の場合、仕事を東京でして地方に住んだ場合、仕事などで東京に行く必要性が場合によってあります。

今の自分の場合は、日程を調整し(クライアントに協力してもらい)、2泊3日で詰め込んで月に1回行くパターンが多いです。
遊んだりする時間もないくらいにガッツリ予定を詰め込むのですが、当たり前ですが仕事で行くので全額経費に出来ます。

先ほども書いたように、実家に遊びに行く時は距離が近いので、1人1,000円で実家に行く事ができます。

逆にこれが、東京で仕事をしていた場合、帰省する時って基本的には仕事で行くわけじゃないし経費にできません。
まぁ人によっては経費にしている人もいるかもしれませんが、GWやお盆や年末時に実家方面に行く交通費を経費にしたら後での突っ込み所満載です。

実費になると、東京⇔大阪なら1人3万近く、夫婦で1回の帰省で6万、2回すれば12万ですし、3回なら18万近くの額になります。

仕事の出張なら自分だけなので、月に1回3万、宿泊で1万と考えたら、出て行くお金の額だけで見ても、家賃がそもそも3分の2くらいで住めるので、東京で15万の家賃だったとしたら、大阪だと10万の家賃くらいになり、浮いた5万で出張1回で出て行く額は同じです。

家賃は下がり、出張時の経費は増えてくれ、帰省時のお金がまったくかからないとなるので必要なお金が減ることになります。

もっと言えば、フリーランスや個人、1人法人などで仕事をしていて、自宅以外に事務所を借りたりする場合、このオフィスの賃貸も東京に比べれば圧倒的に初期費用も安いし賃貸料も低いです。

自分も東京でも大阪でも仕事用の事務所が必要なので借りていますが、東京で借りてた時よりも値段は下がり、広さは倍以上になって、綺麗なオフィスになりました。

仕事は東京、住まいは大阪にすると同じ生活でも貯金が増える

そもそも論を言えば、大阪に住みながら遠隔やネットでの仕事が出来ればという大前提の元ではあるのは間違いありませんし自分のような例はなかなかないかもしれません。

ですが、これが出来れば全く同じような生活をしていても貯金は圧倒的に増えていきます。

となります。
帰省の数だけお金が飛んでいったのが、出て行かなくなります。
同じ分を貯金に回してもいいですし、旅行に使えるようにもなります。

もっと言えば、出て行く総額は同じくらいでも、経費分が増えてその分だけ税金も減ってくれることになります。

まぁ細かい事を言えば、法人だとそもそも社宅にして自分が支払うのは1割くらいだったり、個人でも家賃は按分でーとか色々ありはしますが、それでも仕事を東京でして、住まいを大阪など別の大都市圏にするだけで、可処分所得が増えていってくれます。

まとめ

最近はネットで仕事する人も増えてきていますし、ネットなどを見ていると意外と仕事やクライアントは東京が多いけれど、住まいは地方という人が増えてきているようにも感じます。

育児面では親が近かったりでメリットは絶大にありますし、仕事や金銭面などでもメリットが大です。

もちろん、メリットだけではありませんし、流行り物やイベントなどは、やはり東京が中心という事はデメリットの1つでもありますし、何か突発的な誘いなどに参加することはできないといた事は大きなデメリットかもしれません。

ですが、生活レベルで言えば、大阪ならほとんど遜色ないレベルで生活できます。

もちろん、生活環境も仕事などもガラっと変わるので安易におすすめですよ!とは言えませんが、意外とやってみたら結構快適だなーと。
フリーや個人、1人法人といった場合などであれば、遠隔で仕事ができるなら仕事は東京で、生活は地元でというのも割と楽しかったりするかもしれませんよ。

  • 公開日:2019.01.25
  • 更新日:2020.04.05

テーマ:ライフハック的なこと, 共働き・仕事など

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