子どもの姿は親がいるときといない時で結構違う
親の思い込みであーしろと言いすぎないようにしたい

  • 2019.08.19
  • 2020.04.05

育児・子育て

親の願いとしては、やはり子どもにはまず元気でと願うものです。
色々なニュースが最近では特に飛び交うため、なによりも健康に、そして元気に育って欲しいなと思うばかりです。

とはいえ、人間とはなかなか欲深いものです。
健康や元気というのがごく当たり前に感じてしまうと、ついより高い望みを持ってしてしまうわけです。

自分も当然例外ではなく、つい子どもに色々なことを願ってしまったり、期待してしまったり、こういう事できたらいいのにーと頼まれてもないのに教えてしまいそうになったりするものです。

しかしながら、3歳を越え、4歳になった今、息子の活動時間として一番多いのは家では無く幼稚園です。
幼稚園には平日は9時間もいる一方で、親と一緒の時間は朝の1.5時間と、夜の3時間しかありません。

朝の7時に起きて、朝8時30分頃に送っていき、17時30分頃にお迎えで20時30分頃に寝かし付ける。
小さかったりした時は、家で過ごし親と圧倒的な時間を過ごしますが、幼稚園や保育園に行けば長く過ごすのはそこになります。

今回はそんな親の前と子どもだけで親がいない時というのは、実は子どもって全然違う姿になるんだなーというのを改めて気付いたので自己メモ・備忘録として書いておきたいと思います。

つい、親は子どものことを知っていると思ってしまいがち

小さい頃から子どもを見てきていると、つい親としては、この子はこういうタイプ、こういう性格といった事を無意識のうちに考えてしまうものです。

ある程度はその通りの性格なのかもしれませんが、必ずしもそうとばかりはありません。
なぜなら、私たち親がその子を見ている時は、必ず私たち「親」という存在が横に立っているからです。

私たち大人な人間も、誰と一緒にいるか、誰に見られているかという点で多少の性格や行動は変わります。
ですから、子どもだって、誰と一緒にいるかで多少変わる事もあるかもしれません。

まだまだ小さい年齢とはいえ、子どもは賢いです。
親がこうすれば怒る、喜ぶ、悲しむというのは結構理解してたりします。

つい、親は勝手に色々と判断してしまいます。
この子は大人しい、人見知り、活発、物怖じしない、元気いっぱい、やんちゃ、などなど、そう思ったり判断しがちです。

もちろんそれは間違いではないのでしょうが、必ずしもそうとも限らないというのも知っておくべきだと思うわけです。

親がいない場での姿をこっそり見ると新しい発見がある

自分でも気付いて改めて思っているわけですが、親が子どもを見る時、その多くは子ども本人が、横に親がいるというのがわかっているシーンが多いです。

家にいるときは当たり前ですが、一緒に公園行ったり、遊び場へ行ったりするのも親と一緒に行っているわけで当然親が横や側にいることになります。

一方、幼稚園などでは親という存在は基本的にありません。
参観日や親が一緒になってやる場合を除けば、基本的には親がいない場を過ごすわけです。

当然、いろいろな経験をして成長をし、嬉しい事も悲しい事も、楽しい事も嫌な事も経験しながら、子ども達は成長していくわけです。
そして、そういう親が一緒にいない子というのは、子どもがまだ小さいうちはなかなか見る機会がありません。

我が家もまだ息子は4歳という事もあり、子どもを1人で外に出す事はありません。
買い物に行くにも遊びに行くにも親が一緒に行くことが必須です。

ですが、この親がいない時、親の存在感が薄いときというのは、いわば子のある意味でもう1つの素の状態だったりします。
親には甘えたり、我が儘言ったりするし、知らない人にはモジモジしたりぼそぼそしゃべっちゃったりする事もあるかもしれませんが、親がいないときもそうとは限りません。

場合によっては、親が思ってた性格と真反対とまではいかなくとも、あれ?こういう一面あったの?というシーンを目撃することになります。

幼稚園の面談で先生から人見知りしないと言われ衝撃を受ける

これは自分の経験談というか思った事でもありますが、小さい頃は息子は誰が見ても分かるくらいに人見知りでした。
赤ちゃん時代は、親が側にいないと号泣するというくらいでした。

ある程度大きくなっても、割と恥ずかしがり屋でしたし、新しい人と会ったりすると、モジモジしたり挨拶も隠れて後ろからボソっと言って照れてしまっているくらいでした。

そのため、人見知りだなー。恥ずかしがり屋だなーと親としてはつくづく感じていました。
仕事関連の人に会ったりたまたま紹介したり、妻のオフィスに遊びにいったりして妻の同僚と会ったときなども、基本は同じでした。

大人な女性陣に囲まれて、可愛いーともてはやされるようなシーンでも、恥ずかしそうに後ろに隠れたり小さな声で、こんにちはと言ったりしているくらいでした。

そんな息子でしたが、年中になって幼稚園の面談時に先生から言われたのが、見出しの一言で「人見知りしないですねー」という言葉でした。

年少から年中に上がってクラスが変わったら、年少時代の友だちも半分くらいはクラスが変わってしまいます。
違うクラスだった子、年中から幼稚園に通ってくる子など、また新しい集団生活になるため、人見知りだと思っていた親としてはハラハラドキドキものでした。

しかしながら、先生からは、全然人見知りせず新しく初めてのお友達にもお話して一緒に遊んでますね~と言われ衝撃でした。
もっと言うと、お迎えに来たお友達のお母さんにも色々よく話しかけてますよー。と言われました。

新しいお友達の顔と名前もすぐ覚えてて、多分年中の今のクラスでも1番か2番目くらいに早く覚えたんでは?と言われるくらいで、いろんな子と一緒に遊んでますよーと言われ、知らない一面を知った感じでした。

東京の同世代のお友達と遊んだ時は、息子が引っ張ってた

我が家は、息子が産まれて1歳ちょっとまで東京にいました。
保育園の事や、親との残りの人生のことなども含めて判断し、3年前から生まれ故郷の大阪に帰ってきた感じです。

保育園の入園の事もあり東京から大阪に引っ越しする事になりました
前々回の保育園の記事がそれなりに広がり、この記事を公開する前に引っ越したらいいんじゃないの?といった事など色々いただき、それを有耶無耶にしか …

そのため、産まれてから1歳少しまでは、東京にいたのでその地域の人たちと過ごし仲良くなり、育休中でしたし児童館などで一緒に遊んだりしていました(主に妻が)。

いわゆるママ友みたいな感じでよく一緒に遊んだり出かけたりしてました。
自分も当時からフリーでやってたので、一緒に顔を出したり、皆のイベント記念日などにはカメラマン要員として写真撮りにいったりしてました。

で、3年経った頃、せっかくなので皆で集まろうよーという声がかかりました。
東京組も、今では皆バラバラの保育園や幼稚園に行って、そこまで頻繁に集まっているわけでもなく、我が家が東京に遊びに行く(てっぱくに遊びに行く)ついでに、皆で集まって遊びましょうということに。

いざ行くまでは、もう2年~3年ぶりになるのに、大丈夫かな?覚えてないやろーと心配してましたが、そんな事は杞憂に終わりました。

子どもたちにとって3年くらいの壁は1分で無くなる

心配もどこへやら、名前も忘れていた昔のお友達と会うやいなや、思い出したのか(当時は1歳なので本人たちは一緒に遊んだりできてませんが)、いきなりダッシュ&全力遊びがはじまっていました。

親たちは久しぶりーと会いながら、子どもは公園で全力で遊んでいました。
目は離さないようにしつつ、とはいえ子どもは嬉しそうに子どもだけで遊んでるので無茶をしないか、周りに迷惑かけないかは注意しながら少し離れて見守っている感じでした。

そうすると、あっという間に子どもだけの世界にどっぷりはまっていき、大笑いして大はしゃぎしながら、子ども特有のよくわからない遊びなどいろんな事をして楽しんでいました。

この子どもの久しぶりでも、あっという間に壁がなくなって遊ぶテンションは良いですね。大人もこうありたいなと思うけど難しいばかりです。

息子が予想外に指示を出してあれしよう。これしよう。と言っていた

我が子は幼稚園などの遊びを見ていると、どちらかというと「待ち」タイプというか大人しいタイプでした。
よく○○君がなになにしてきた。とか、取られたーとか、よく言ってるくらいです。

また、幼稚園では年長のおにいちゃん、おねえちゃん組みに可愛がってもらいよく一緒に遊んでたこともあってか、そういう姿をよく親としては見ていたので、そう思っていたのかもしれません。

大好きなおにいちゃんが、あれやろうぜーというと、やろうやろう!と付いていくタイプでした。

しかしながら、この時は、もう率先して、次はあれやろう!これやろう!早く!こっちきてー。○○ちゃんまだ来てないから△△ちゃんはまだ行ったらあかんで。まっときー。

みたいな感じで、普段とのギャップが凄かったです。
いや、あれ?そうなん?そういう性格なん?と親としては普段見ている姿と少し違ったりして驚きました。

同じように、幼稚園へ送っていった後に、もう行ったと思わせた後に影でひっそりと覗き見をしていたり、父親参観日などに少し早めに行って見つからないようにひっそりと影から覗き見していると、意外と普段と違う面が見られたりします。

3ヶ月ぶりに北海道に引っ越したお友達と遊んだ時も超積極的

以前の北海道旅行の記事で、同じ幼稚園から引っ越してしまったお友達と遊んだという事を書きました。

2年振りの北海道旅行。4歳なら楽しめ遊べる範囲が大きく変わった
先日の話になりますが、表題の通り北海道旅行に行ってきました。 2年前にも1度、まだ息子が飛行機に乗るのに料金がかからない(3歳未満は膝上なら …

このお友達とは保育園時代から一緒で、仲良いのか悪いのかわからないくらいに、よく遊んでよくケンカ(?)をしていました。
○○ちゃんがいじわるした。と息子が言ったと思えば、明日は一緒に遊ぶねん!と言っていて先生達もケンカするほど仲が良いってやつかなーみたいな感じでした。

とはいえ、3ヶ月ぶりに北海道で遊んだ時もなかなか凄かったです。
基本は見ながら子ども2人で自由に遊ばせてたのですが、○○ちゃん、こっちおいでー。次はあれー!など、息子がじゃんじゃん提案してました。

意地悪されたーとか言ってたりするくらいだったので、主導権はお友達かな?と思ってましたが、全く別で、こっちおいで!休憩しよう。次あっち!とめまぐるしく色んなところで遊びまくってました。

親の先入観ほど邪魔なものはないと改めて実感

親は親だからこそ我が子について一番知っている、なんでも知っていると思いがちです。
誰かに息子を紹介するときなど、その性格などを話がちですが、それはただその子の一面でしかないなーと思います。というか実感しました。

まだまだ小さいと思っている子でも、親の想像以上に子どもは子どもの世界を持っていたりしますし、外では外で目一杯遊んでるんだなーと実感しました。

勝手に親が決めずにきちんと見られるようになりたいなと。
この子はこういう子だから…と親が勝手に決めつけたりするのは子の成長にとってはデメリットが大きいなーと改めて思った次第です。

  • 公開日:2019.08.19
  • 更新日:2020.04.05

テーマ:育児・子育て

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